更新日:2021/12/08
「認知トレーニング」認知機能を維持させるポイント
WHOガイドラインの推奨
認知機能を刺激して脳の働きを活性化する認知トレーニングは、認知機能が正常、または軽度認知障害のある高齢者に対して、認知機能低下や認知症のリスクを低減するために「行ってもよい」、と条件付きの推奨としています。
日常生活で知的活動を積極的に取り入れましょう。
“認知機能を刺激して脳の働きを活性化する”とは、「考える」、「記憶する」、「判断する」などの知的機能をよく使うこと、つまり知的活動を高めることです。
知的活動は、特別な道具や知識がなくても、普段の生活で実践できます。
知的活動の例
- 本や新聞を読む
- 語学などを勉強する、習得する
- ゲームをする(例:将棋・囲碁などのボードゲーム、カードゲーム、パズル)
- 映画や演劇を見る
- 歌う、楽器を演奏する
- アートを制作する(例:絵を描く、編み物、工作)
- 生活の中で頭を使う(例:買い物の清算前にお金を計算する、食事の献立を考える)
- 同時に2つのことをする
(例:ウォーキングなどの軽い運動をしながら、会話や計算などを同時に行う)
仕事をしている場合も、毎日同じ作業を繰り返すのではなく、新しい方法を取り入れてみる、勉強会や講演会に参加するなど、新しいことへのチャレンジが大切です。
若いうちから知的活動に積極的に取り組み、習慣づけることで、将来のための認知予備力を蓄えておきましょう。
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