- 記事監修:
- 東京都健康長寿医療センター 副院長 岩田 淳 先生

「ちょっとしたもの忘れが増えてきた」、「料理や洗濯などの家事に以前よりも時間がかかる」・・・そんなことありませんか?
ご自身やご家族が「またやってしまった /
またやっている」と感じていながらも、生活はできているからと受け入れてしまっているささいなミスや失敗。それは、年齢によるものでも、認知症でもなく、「MCI(Mild
Cognitive
Impairment:軽度認知障害)」という状態のサインの可能性があるのです。
認知症への一歩手前とも言われることもあるMCI。放置すると、1年で約5〜15%の人が認知症に進行すると考えられています1)。その一方、適切な予防をすることで現状が維持でき、さらには適切な対策により健康な状態に戻る可能性も十分にあることも特徴です。このサイトでMCIを正しく理解して、適切な予防や対策について知ってください。