theotol-logo
【藤岡みなみの脳にうれしい地中海料理 vol.2】記憶の潮風に吹かれるごちそう魚料理
更新日:2026-05-22

【藤岡みなみの脳にうれしい地中海料理 vol.2】記憶の潮風に吹かれるごちそう魚料理

NEW
サーモンとブロッコリーのメニューとミラノの写真
そのもの忘れ、年齢のせい?それともMCI?

脳を使って思い出す

こんにちは。文筆家の藤岡みなみです。

認知症リスクを下げるなど、脳にうれしい地中海料理※1
先日祖母と食べた「白インゲンと鶏肉とセロリの煮込み」は、新しいのにほっとするおいしさだった。

それからというもの、私は地中海に思いを馳せている。

藤岡さんがミラノ大聖堂の前で撮った写真

▲13年前、ミラノ大聖堂で謎のポーズ。

かつて訪れた、地中海の真ん中に位置するイタリア。
街の中に当たり前のように佇む歴史的建造物に目を奪われた。
石造りの建物が、何百年もそのまま残っている。

荘厳な雰囲気とは対照的に、地元の人の過ごし方はカジュアル。
ラフな服装で軽やかに散歩する人びとにならって、テラス席で濃いコーヒーを味わい、路地裏の店で白ワインを立ち飲みした。

イタリアの魚屋

▲活気ある魚屋さん

写真を見ながら旅を思い出している。
記憶の缶詰の蓋をどんどん開けていく。
こういう時間もいい脳トレになっている気がする。

そうだ、フレッシュさがはじける魚屋さんがいくつもあったのだ。
さすが地中海に囲まれた国。

藤原さんがイタリアで食べたタコの入ったリゾット

▲タコとムール貝のリゾット

南へ行くほど、海の気配が濃くなる。
レストランで食べた魚介リゾットは、シンプルなのに素材のうまみがつまっていた。
もう忘れてしまったことも多いと思っていたけれど、舌はしっかり覚えている。
思い出すと、じわあっと唾液が広がる。
あの旅の記憶には、濃厚な魚介だしが染み込んでいる。

考えていたらお腹が空いてきた。
今日も、山口祐加さんのレシピで地中海料理を作ってみよう。

日常を祝福するような一品

調味料や食材をキッチンに用意する

▲少ない材料でできるのがうれしい

「焼きサーモンのブロッコリーとくるみのソース」に挑戦する。

調味料も食材も身近なものばかり。
くるみはちょっとめずらしいか。
お菓子やパンに使っても、おかずに使ったことはないかも。

房で分けたブロッコリーをまな板にのせる
刻んだブロッコリー

 ▲ブロッコリー1/2をカットしていく

ブロッコリーは小房に分け、さらに1cmほどの大きさに。
刻むとジャキジャキとした感触が愉快。

フライパンでサーモンを焼いている

▲主役のサーモン2切れをドーン!

オリーブオイルを引いたフライパンに、皮目を下にしてサーモンを並べる。
なんかもうおいしそう。

地中海料理といえば白身魚のイメージが強いけれど、身近な魚で無理せず作れるレシピなのが嬉しい。

サーモンの周りにブロッコリーを入れる

▲周りに刻んだブロッコリーを広げる

わあ!
リースみたいなかわいさにときめく。
このまま玄関に飾りたい。
途中経過がこれほど愛らしい料理なら、それだけで作った甲斐がある。

フライパンにお酒を入れる

 酒大さじ4を回しかけ、蓋をして弱目の中火で5分蒸し焼きにする。

蓋を閉めて蒸し焼きにしている
蒸したサーモンとブロッコリー

▲パカァ......蓋を取ると......

鮮やかなオレンジから淡いピンクへ。

蒸し焼きにしたサーモンをフライパンから皿にとる

先にサーモンを取り出す。
フライパンに水を少し追加して、蓋をしてまた5分ほど加熱。

蓋を閉めてブロッコリーを蒸す
木べらでフライパンの中のブロッコリーをつぶす

▲柔らかくなったら木べらでちょっとつぶす。

レシピには「加熱している間にくるみを粗く刻む」とある。
この、「〇〇している間に」というのが結構好きだ。
はいっやりますっ! と姿勢を正す。
レシピにてきぱきとリードされるのって気持ちいい。

まな板の上のくるみ
まな板の上で細かくしたくるみ

▲はい!刻みました!

先輩! 次はなにをやればいいですか!
という気持ちで次の段取りを追いかける。

塩を加えてブロッコリーを炒める
お皿にソースとなるブロッコリーを盛り付ける

▲ブロッコリーに塩とくるみを加えて混ぜる。

「くるみのソース」が完成。
面白い。ブロッコリーとくるみをソースとして見たことがないからはっとする。

ブロッコリーの上にサーモンを盛り付ける

▲あらびき黒胡椒をかける

サーモンを盛り付けて出来上がり。
いやん、まるで立派なごちそうじゃないか。
なんでもないはずの今日が、おめでたい日に思えてきた。

ま・ち・き・れ・ない。

サーモンの蒸し焼きとイチゴ
ブロッコリーと胡桃が入ったソースと一緒にサーモンをいただく

▲ソースと一緒に食べる

ふわあ! おいしい。
ふっくらとしたサーモンのいい香りが鼻を抜ける。
ブロッコリーと、たまに顔を出すくるみの食感が楽しい。
酒と塩とオリーブオイルだけで、こんなに風味豊かになるんだ。

材料も工程も少ないのに、胸がじいんと満たされる料理。
そして、私の脳もきっと喜んでいる。

記憶の潮風にふかれながら、ブォーノ(イタリア語でおいしい)とつぶやいた。

焼きサーモンのブロッコリーとくるみのソースのレシピ

材料:

・生サーモン … 2切(約150g)
・ブロッコリー … 1/2個
・くるみ … 20g(手のひらいっぱい分くらい)
・酒 … 大さじ4
・オリーブオイル … 大さじ2
・塩 … 2g
・黒こしょう … お好みで

作り方:

①ブロッコリーは小房に分け、さらに1cmほどのサイズに刻む。
②フライパンにオリーブオイルを入れ、サーモンを皮目を下にして並べる。その周りに1cm角ほどに刻んだブロッコリーを広げる。
③酒大さじ4を回しかけ、蓋をして弱めの中火で5分ほど蒸し焼きにする。先にサーモンを取り出す。
④③に水を大さじ2ほど追加し、弱火にしてブロッコリーが柔らかくなるまで蓋をして5分ほど加熱する。お好みでブロッコリーの穂先を木べらなどで潰してもOK。水分が足りなくなったら少しずつ追加する。加熱している間にくるみを粗く刻む。
④にくるみと塩を加えて混ぜる。サーモンとともに皿に盛り付け、お好みで黒こしょうを加える。
※お好みでレモンやお酢を添えると味変になります。

※1地中海料理とは、イタリア料理、スペイン料理、ギリシア料理など地中海沿岸諸国の食習慣のことで、以下の特徴があります。

 ・ 果物や野菜を豊富に使用
 ・ 乳製品や肉よりも魚を多く使う
 ・ オリーブオイル、ナッツ、豆類、全粒粉など未精製の穀物をよく使う
 ・ 食事と一緒に適量の赤ワインを飲む

WHOのガイドライン『認知機能低下および認知症のリスク低減』では、地中海料理は、認知機能正常またはMCI(軽度認知障害)の成人に対して認知機能低下や認知症のリスクを低減するために推奨してもよいと記載されています。

もの忘れに関する相談先を探す
テオワンIDで出来ること
カテゴリ
  • 認知症を知る
  • 認知症の予防・備え
  • 認知症の診断・治療
  • 認知症の介護・ケア
  • 認知症のサポート
  • 脳の健康
  • みんなの声
  • 監修者一覧
関連サービス
  • MCI・認知症医療機関ナビ「ミツカル」
  • 医療機関検索「もの忘れ相談ナビ」
  • 脳への刺激・活性化を促すゲーム「ブレワク」
  • 脳の健康度をセルフチェック「のうKNOW」
  • デジタル認知機能チェックツール 「エクスプレッソ」
  • 介護者支援AI「ヨルニモ」
  • MCI・軽度認知症診療をサポートするアプリ「ササエル」
  • 推奨環境
  • このサイトについて
  • コンテンツ制作・運営ポリシー
  • RSSについて
instagram icon
x icon