マンガ「認知症ばーばのハナウタ日記」|【第1話】

登場人物紹介

第1話「ハナウタは忘れない」
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今回のエピソードの裏話
こんにちは、作者のともろうです。
私のばーばは認知症で、家族みんなで様子を見ながら、なんとか1人暮らしをしています。ばーばが認知症と診断されたとき、もっとしんどい生活を覚悟していたものの、意外と愉快なことも多いです(もちろんベースは大変ですが)。
不安でいっぱいの私たち家族をよそに、ばーばはいつもハナウタまじり。そんなばーばの日々を、いつもマンガに描いています。
ばーばは、1人だけで家にいる日もある分、私や家族が来るといつもゴキゲンです。私がいると、何をするにしてもハナウタがこぼれます。
認知症になってから、ばーばの家に行く頻度がすごく増えた
ばーばが認知症になる前は、ばーばの家に行くのは多くても2ヶ月に1回くらい。でもばーばが認知症になってからは、様子を見に行かないと心配。
たくさんお出かけに連れて行って、ちょっとでも進行を遅らせたい。とにかくばーばに楽しく過ごしてほしい。いろんな理由で、家族がばーばの家に行く頻度がすごく増えました。
ばーばが認知症になったことで、ばーばのハナウタは増えました。もの忘れはどんどん酷くなるけど、ハナウタはずっと忘れないでいてくれています。いいことばかりじゃなくて、むしろ大変なことばかりですが、ハナウタくらいの小さい幸せを、大切にしていきたいと思っています。
認知症って不思議
ちなみに、デイサービスに通い始めてから、歌のレパートリーが急に増えました。たぶん、デイサービスのカラオケでみんなが歌っている曲が増えていっているのでしょう。
それにしても、デイサービスで何をやったか聞くと決まって「覚えてない!」と答えるのに、無意識に歌っているハナウタは増えていく。
どういう仕組みなんだろう? 認知症って不思議です。
- 遠藤先生

【監修医・遠藤英俊先生からのコメント】
認知症では記憶のすべてが同じように障害されるのではなく、昔覚えた曲は頭頂葉などに蓄えられます。
ふだんは眠っている記憶ですが、デイサービスの活動がきっかけとなり、昔の歌がハナウタとなってでてくるのでしょう。ハナウタは誰でも気分がいい時にでるものなので、このばーばも家族に会えて、気分よく過ごされているようですね、この生活が長く続くといいですね。

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この記事の補足情報
著者情報
- PROFILE/ プロフィール

ともろう
イラストレーター・漫画家 化粧品のディスプレイやイベント企画を担当しながら、個人でイラスト・漫画・グラフィックデザインを制作。 2024年5月から、認知症の祖母との日常を4コママンガに描き始め、現在まで各種 SNS にて毎週投稿中。 https://www.instagram.com/tomorrowtokyo/
- PROFILE/ プロフィール

遠藤 英俊
いのくちファミリークリニック 院長 ▪️学歴 昭和57年 滋賀医科大学卒業 昭和62年 名古屋大学医学部大学院修了 ▪️職歴 平成2年 米国国立老化研究所客員研究員 平成5年 国立療養所中部病院内科医長 平成16年3月1日 国立長寿医療センター包括診療部長 平成22年4月1日 独立行政法人国立長寿医療研究センター 内科総合診療部長 平成26年4月1日 独立行政法人国立長寿医療研究センター 長寿医療研修センター長 平成27年4月1日 国立研究開発法人国立長寿医療研究センターに名称変更 令和2年3月31日 上記退職 令和2年4月1日 聖路加国際大学臨床教授 令和3年3月21日 いのくちファミリークリニック開院 ▪️主な役職 日本認知症学会名誉会員 日本ケアマネジメント学会監事 日本高齢者虐待防止学会副理事長 聖路加看護大学臨床教授 名城大学特任教授 ▪️主な著書 『最新 ボケない!“元気脳”のつくり方』(世界文化社)2017.11.5 かかりつけ医のための認知症マニュアル 社会保険研究所(著者)2015.3.31 知りたい!聞きたい!認知症Q&A (MB Medical Rehabilitation) 全日本病院出版会(編集企画) 2015.5.25 認知症の予防と生活指導 ㈱ 医薬ジャーナル社(著者)2013.8.10 よくわかる 認知症Q&A 中央法規出版(著者) 2012.8.1 やさしい 患者と家族のための 認知症の生活ガイド㈱医薬ジャーナル社(著者)2012.5 「かかりつけ医」のための 認知症診療ガイド㈱医薬ジャーナル社(著者)2011.8 地域回想法ハンドブック 河出書房新社(監修)2007.1 など多数。
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