【第3話】義父のあのときの行動はMCI(軽度認知障害)のサインだったのかもしれない
漫画連載『身辺雑記:オトーチャンと認知症』

身辺雑記:オトーチャンと認知症
<作品のあらすじ>
この連載では、認知症のお義父さまとご家族の日常を漫画家・くるねこ大和さんが描きます。お義父さまにやさしく寄り添いながら向き合っていく様子には、認知症のご本人との接し方のヒントが詰まっています。
みなさんは、MCI(軽度認知障害)という言葉を聞いたことがありますか?
MCIは認知症への一歩手前とも言われ、放置すると1年で約5〜15%の人が認知症に進行すると考えられています。しかし、適切な対策をすることで現状が維持でき、さらには適切な対策により健康な状態に戻る可能性も十分にあることも特徴です。
今回のお話をきっかけにMCIを正しく理解し、適切な予防や対策に取り組んでみませんか。
登場人物の紹介

- オトーチャン(義父(パパ)さん)
妻が亡くなったことをキッカケに認知症の症状が進む。息子夫婦のサポートを受けながら一人暮らしをしている。
- 私(くるねこ大和、ヨメジョ、くるね子)
この漫画の作者。認知症のお義父さんを夫とともに介護している。食事を作る担当。
- 夫
認知症になったオトーチャンの介護を、中心になって行っている。身の回りの世話や、病院やデイサービスの対応を担当している。
【漫画】ド忘れかそうでないか
ご家族を想うからこそ、「あの時…」と考えるお気持ち、よくわかります。大切なのは、くるねこさんのように、この経験を「これから」を考えるきっかけとすることです。
MCIの段階で、生活習慣の見直しや社会とのつながりを保つなど適切な対策をとることで、認知症への進行を緩やかにできる可能性があります。
ご自身やご家族の「最近もの忘れが増えたかな?」という小さなサインに気づいたら、ためらわずに専門医へ相談することが、未来への備えになります。

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この記事の補足情報
参考文献
- 1.
日本神経学会監修: 認知症疾患診療ガイドライン2017, 医学書院, p147, 2017.
著者情報
- PROFILE/ プロフィール

くるねこ大和
認知症のお義父さま(オトーチャン)の一人暮らしを、夫婦でサポート。その様子を漫画に描き、SNSで公開中。 猫と山羊の漫画家として活躍し、代表作は『くるねこ』シリーズ(KADOKAWA)。 Instagram:kuru0214neko
- PROFILE/ プロフィール

内田 直樹
たろうクリニック 理事長・院長 ■Profile 平成15年 琉球大学医学部卒業、福岡大学病院精神神経科、福岡県立精神医療センター太宰府病院、福岡大学医学部精神医学教室 講師を経て現職。主な著者に「早合点認知症」(サンマーク出版)。 ■所属学会 福岡市在宅医療医会 副会長 NPO地域共生を支える医療・介護・市民全国ネットワーク 常任理事 日本在宅医療連合学会 評議員 認知症の人と家族の会福岡支部 顧問 日本精神神経学会 専門医 指導医 認知症未来共創ハブ サポーター 精神保健指定医 医学博士
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