【執筆者】冨田 浩輝【理学療法士 / 博士(医学)】
病院・教育・研究・企業と多彩なフィールドを横断し、高齢者の健康づくりに取り組むヘルスケアの専門家。フレイル・認知症予防の領域で科学と実践をつなぐ社会実装を目指す研究者。
「最近、疲れやすくなった気がする」「身体が動きにくい・・・」このようなことに心当たりはありませんか?
加齢に伴い、生活機能(食事や着替え、移動、買い物など、毎日を自分らしく過ごすために必要な心や身体の働き)は少しずつ低下していくため、定期的にセルフチェックをして生活習慣の見直しを検討しましょう!
ここで紹介する「基本チェックリスト」は、高齢期における生活機能(日常生活動作、運動機能、栄養状態、口腔機能、閉じこもり、認知機能、うつ症状)を簡便にチェックできる25項目の質問票です1, 2。基本チェックリストは、近い将来介護が必要となる危険性の高い高齢者を抽出するスクリーニング法として厚生労働省により作成されました3。
まずは、以下の20項目(日常生活動作、運動機能、栄養状態、口腔機能、閉じこもり、認知機能)を確認してみましょう。より長く、健康な状態を維持して健やかに過ごしていくために、ぜひセルフチェックをしてみてください。
※このチェックリストの実施には、THEO ONE IDへの会員登録・ログインが必要です。