「難聴の管理」認知機能を維持向上させるポイント

難聴は認知症の危険因子とされています。補聴器の使用が認知機能低下や認知症のリスク低減に有効かどうかは明らかになっていませんが、コミュニケーション能力を改善するために補聴器を提供すべきであるとしています。
中年期の難聴に伴って認知症のリスクが2倍高まる
難聴は高齢者に多く、75〜79歳の70%前後が難聴であるとされています。難聴は認知症の危険因子で、中年期の難聴に伴って認知症のリスクが約2倍高まると報告されています。難聴によるコミュニケーション低下が孤立やうつ状態につながる可能性もあります。
難聴には、音が伝わらない「伝音難聴」と、音を感じ取れない「感音難聴」があります。感音難聴には、加齢性難聴やヘッドホン難聴などがあり、加齢性難聴には主に内耳機能や認知機能の低下が影響しています。ヘッドホン難聴は大音量を長時間聞くことで起こります。全世界で12〜35歳の11億人がヘッドホン難聴のリスクにさらされていると指摘されています。
補聴器の使用は耳鼻咽喉科を受診してから
補聴器の使用が認知症を抑制する科学的証拠はありませんが、コミュニケーションなどに有益であること、記憶機能や認知機能の低下を抑制することが報告されています。
加齢性難聴は徐々に進行するため、本人が気づかない場合もあります。本人や周りの人が気づいたら、まずは耳鼻咽喉科の診察を受けることが大切です。
難聴を予防するには?
難聴を予防するには、騒音に触れる機会を減らすことです。また、糖尿病、心・腎疾患、喫煙、肥満なども難聴の危険因子であることから、生活習慣病予防が難聴予防にもつながる可能性があります。
WHOは、社会活動などを通じて積極的にコミュニケーションをとることも大切だとしています。趣味やボランティアなどの活動に参加してコミュニケーションを楽しみましょう。
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参考文献
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