【執筆者】三宅バセット 章仁
テオリア・テクノロジーズ株式会社 チーフマーケティングオフィサー
認知者に関わる全ての人の羅針盤となる事業を創出することを目指し、200人を超える当事者・家族・介護者と対話を重ね、国内外の企業との連携を通じて、ソリューション開発や提供体制を構築している。
介護に関する悩み・ストレス・不安を、誰にも相談できず困っていませんか?
悩みや不安による介護ストレスは、夜間に増大するという報告もあります[1]。家族が寝静まり、自分の時間がようやくできたはずの深夜。
ふと頭をよぎる「これでよかったのだろうか?」「あの対応で合っていたのかな?」という思いや、
誰にも言えなかった介護のつらさが噴き出してくる。そんな経験はありませんか?
「ヨルニモ」は、そうした介護者の夜の孤独に寄り添うために生まれたAIチャット型支援ツールです。
実際に介護に携わる人たちの声と、介護・医療・心理・福祉の専門家たちの知見をもとに設計・開発しました。
[1] 三菱UFJリサーチ&コンサルティング (2023) 「包括的支援体制の構築に向けた調査研究事業報告書」より
在宅介護者のためのAI「ヨルニモ」でできること:

1. AIチャット
介護に関する不安や悩みをAIが共感しながら受けとめます。
介護で疲れた夜、気持ちを整理でき、心が少し軽くなります。
どうしても眠れない夜。
誰にも言えなかった不安や、積もり積もった怒りを、そっと話してみてください。
ヨルニモのAIは、あなたの言葉に耳を傾け、やさしく受けとめ、時に問いかけながら、心の整理を手伝います。
「話せてよかった」
そんな小さな安堵が、次の日のあなたの背中を、少し軽く押してくれるはずです。
2. 介護者のリアルな体験やストレス解消方法を共有
他の介護者の工夫や体験談にふれられる場所。
自分にもできる「小さな成功体験」「ストレスの解消方法」が生まれ、孤独を和らげます。
「他の人はどうしてるんだろう?」
「これって私だけ?」
ヨルニモには、実際に介護に向き合う人たちの知恵やつまずき、そして乗り越えた日々が集まっています。
同じ立場の声だからこそ、「そうそう、わかる」と共感できる。
そして、「これなら私にもできそう」と、自分らしい介護のヒントが見つかります。
1人の介護体験が、困っている他の誰かの心を救う。そんな好循環を育てる場所です。
3. 介護者のふりかえりレポート。ケアマネージャーとも共有可能
会話や感情を月ごとにまとめ、変化を見える化。
介護に向き合う自分の強さや変化に気づき、次に進む力が湧きます。
レポートは担当のケアマネージャーと連携することで、ケアプランの最適化にもつながります。
忙しさのなかで見落としがちな「自分自身の変化」。
ヨルニモでは、日々の対話や気持ちの揺れを記録し、月ごとにまとめて振り返ることができます。
「あの時、こんな気持ちだったんだ」
「ちゃんと向き合っていたんだな」
そんな気づきが、介護と向き合う自分への信頼や、次に進む力へと変わります。
また、まとめられたレポートはケアマネージャーと共有可能。
プロとの連携がスムーズになり、あなたのケアがより“あなたらしく”最適化されていきます。
在宅介護者の“夜の不安”に応える4つのサポート
1. すぐに使える安心感
LINEだから、面倒な登録は不要です。 思い立ったそのときから、すぐに使い始められます。
2. いつでも、そばに
深夜でも早朝でも、あなたの声に応えます。 孤独を感じる瞬間にも寄り添える安心感を届けます。
3. それぞれの在宅介護者の状況に適したケア情報が届く
日常の会話や状況に合わせて、必要な知識だけをわかりやすく届けます。介護の基礎から、専門的な対処法まで。ネット検索では見つけにくい「今の自分に合った答え」に出会えます。
4. 専門家の知見と現場の声から生まれたAI
介護職・医療・心理・福祉の専門家たちの知見と、実際に介護に携わる人たちの声をもとに設計。単なる情報提供ではなく、日々の小さな成功・成長に向けた「リアルな困りごと」に沿ったアドバイスを受けられます。
開発のきっかけは、介護ストレスの限界「車の中で泣いた夜」
とある介護者の言葉:
「家族が夜中に大声を出して…私は耐えきれずに車で家を飛び出して、畑の道で泣いていました」
誰かのために頑張り続けた結果、自分の限界に気づけない。
そんな状況に陥る介護者は少なくありません。
ヨルニモは、このような“声にならないSOS”を受け止める場所”として、
「深夜に相談できる支援がない」現状を変えるために設計されました。
ケアマネジャーの努力だけに頼らない、持続可能な介護支援のかたちへ
「ヨルニモ」サービス開発の過程で出会った、あるベテランのケアマネジャーがこんな言葉をくれました。
「理想のケアマネジメントとは、ご本人とご家族、その両方に伴走できる存在であることです。」
けれど、それが“理想”である理由もまた、私たちは痛いほど知っています。
介護業界の人手不足、制度の限界、日々積み重なる業務。
たとえどんなに想いがあっても、すべてのご家庭に同じクオリティの支援が届くとは限りません。
だからこそ、私たちは「ヨルニモ」を開発しました。
ヨルニモは、“いつもそばにいるケアパートナー”。
人の温度を持ちながらも、属人的でない。介護支援の「質」を均一に、そしてやさしく保つ、ケアのセーフティーネットです。

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URL:https://lin.ee/L6qzKG5
