孤独感のセルフチェックで気づく!「こころ」の小さなサイン
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最近、「なんとなく寂しい」と感じることはありませんか?
近年の研究では、孤独感が長期化すると、慢性的なストレスを通じて脳の働きを低下させる可能性があると報告されています¹。
孤独感とは、他者とのつながりが乏しい、または十分でないと感じる主観的な感情です²。この心理状態が続くことで、うつ病などのメンタルヘルスリスクが高まり、うつ病を介して将来の要介護状態の発生と関連することが示唆されています³。
こうした背景から、孤独や社会とのつながりの減少によって生じる健康リスクの課題解決のため、日本では2023年5月31日に「孤独・孤立対策推進法」が成立し、国をあげての取り組みが推進されています⁴。
「最近、ちょっと気持ちが沈みがち…」そんなあなたの中にある小さなサインに気づくために、まずは数分でできるチェックから始めてみませんか?
自分自身の孤独感に気づくための方法の一つとして、アメリカ・カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の研究チームによって開発された「UCLA孤独感尺度(第3版)」があります。今回紹介する、この20項目の孤独感セルフチェックリストは、日本語版による信頼性と妥当性の検証が実施されています。
※このチェックリストの実施には、テオワン会員登録・ログインが必要です。
自分は周りの人たちの中になじんでいると感じますか
自分には人との付き合いがないと感じることがありますか
自分には頼れる人が誰もいないと感じることがありますか
自分はひとりぼっちだと感じることがありますか
自分は友人や仲間のグループの一員だと感じることがありますか
自分は周りの人たちと共通点が多いと感じることがありますか
自分は誰とも親しくしていないと感じることはありますか
自分の関心や考えは周りの人たちにはわからないと感じることがありますか
自分を社交的で親しみやすいと感じますか
自分には親しい人たちがいると感じますか
自分は取り残されていると感じることがありますか
他人との関わりは意味がないと感じることがありますか
自分のことを本当によく知っている人は誰もいないと感じることはありますか
自分は他の人たちから孤立していると感じることはありますか
希望すれば自分と気の合う仲間は見つかると感じますか
自分を本当に理解している人がいると感じますか
自分は内気であると感じますか
周りの人たちと一体感がもてないと感じることがありますか
話し相手がいると感じますか
頼れる人がいると感じますか
この記事の補足情報
参考文献
- 1.
Donovan, N. J., et al. Association of higher cortical amyloid burden with loneliness in cognitively normal older adults. JAMA Psychiatry, 73(12), 1230–1237. 2016. https://doi.org/10.1001/jamapsychiatry.2016.2657
- 2.
Peplau LA, et al. Loneliness: a sourcebook of current theory, research and therapy. 206−223, John Wiley & Sons, New York 1982.
- 3.
Tomida, K., et al. Validation of the Optimal University of California Los Angeles Loneliness Scale Cutoff Score in Screening for the Prevention of Disability Occurrence Among Older Japanese Adults. International Journal of Geriatric Psychiatry, 39(9), e6137. 2024. https://doi.org/10.1002/GPS.6137
- 4.
孤独・孤立対策推進法[ https://www.cao.go.jp/kodoku_koritsu/torikumi/suishinhou.html ](最終閲覧日:2025年7月24日)
- 5.
Russell, D. W. UCLA Loneliness Scale (Version 3): Reliability, Validity, and Factor Structure. Journal of Personality Assessment, 66(1), 20–40. 1996 https://doi.org/10.1207/S15327752JPA6601_2
- 6.
舛田 ゆづり 他. 高齢者における 日本語版 UCLA 孤独感尺度 (第 3 版 )の 開発とその信頼性・妥当性の検討. 日本地域看護学会誌, 15, 25–32. 2012. https://doi.org/https://doi.org/10.20746/jachn.15.1_25
著者情報
- PROFILE/ プロフィール

冨田 浩輝
テオリア・テクノロジーズ株式会社 リサーチャー 国立長寿医療研究センター研究所 予防老年学研究部 外来研究員 ■経歴 理学療法士・博士(医学)。 病院、教育、研究、企業など多様な実践現場での経験を活かし、高齢者の健康寿命延伸に向けたエビデンスの創出と社会実装を推進している。専門はリハビリテーション科学および老年学。特に、高齢期における認知症予防や介護予防を目的に、身体機能・認知機能に加えて、精神的健康や社会的参加といった多面的側面からの評価と支援に取り組んでいる。地域高齢者を対象とした縦断研究や予防介入の実践を通じて、得られた科学的知見を社会に応用・展開することを目指している。
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