MCI(軽度認知障害)を知る 認知症への進行を防ぐためにできること

MCI(軽度認知障害)を知る 認知症への進行を防ぐためにできること

記事監修:
東京都健康長寿医療センター 副院長 岩田 淳 先生
MCI(軽度認知障害)の患者イメージ

「ちょっとしたもの忘れが増えてきた」、「料理や洗濯などの家事に以前よりも時間がかかる」・・・そんなことありませんか?
ご自身やご家族が「またやってしまった / またやっている」と感じていながらも、生活はできているからと受け入れてしまっているささいなミスや失敗。それは、年齢によるものでも、認知症でもなく、「MCI(Mild Cognitive Impairment:軽度認知障害)」という状態のサインの可能性があるのです。

認知症への一歩手前とも言われることもあるMCI。放置すると、1年で約5〜15%の人が認知症に進行すると考えられています1)。その一方、適切な予防をすることで現状が維持でき、さらには適切な対策により健康な状態に戻る可能性も十分にあることも特徴です。このサイトでMCIを正しく理解して、適切な予防や対策について知ってください。

MCI(軽度認知障害)と健常の状態、認知症の関係を示す図
1)
日本神経学会監修: 認知症疾患診療ガイドライン2017, 医学書院, p147, 2017
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